カンボジアへ行った理由
僕は、「世界中の人々の心を愛で包む」ことを理念に、命の時間を使わせていただいています。その一環として、「音物語」という活動を通じ、実話をもとにした歌や語り、演奏を届ける公演を行っています。
今回は、カンボジアの孤児院や小学校の子どもたちとの音楽交流、スラム街での支援活動を行うため、2月17日から現地を訪れていました。
特に、音物語の演目の一つ 『おひさまへの一歩』 は、カンボジアで孤児院を運営する後藤勇太さんの実話をもとにした物語です。
作中には、かつて孤児院で暮らし、今は夢を叶えて働いている青年が登場します。今回の旅では、彼と直接会い、その成長や生きる環境を知ること。そして、彼とともに今後の支援につながる作品をつくることが、大きな目的の一つでした。
また、この青年が登場するシーンで歌われる「♪やればできる」という歌を、孤児院の子どもたちと一緒に歌い、その様子を日本のみなさまに届けることで、彼らの想いや現状をより多くの人に知っていただく機会を作りたいと考えていました。
怪我をした経緯
17日の夜にカンボジアに到着し、18日は朝から、スラム街へ食べ物など物資の支援、現地の小学校での音楽交流、孤児院へ物資の支援などをしていました。そんな中でアキレス腱に強い痛みを感じ病院へ運ばれると、アキレス腱の断裂だと診断。そのまま入院となりました。
19日にMRIをした結果、事前の診断より悪く、アキレス腱の全断裂だと判明。20日に緊急手術をすることになりました。
手術は無事に終わり、術後、傷口は順調に回復に向かい、2/18〜2/28まで入院していました。その後、医師からは3/3に傷口の再消毒と経過観察、3/6に傷口の再消毒と抜糸、ギブスによる完全固定という治療計画でした。
保険会社との話し合い(当初)
入院後、病室の電話を使い、保険会社と頻繁にやり取りをしていました。医師の診断書は日々更新され、その都度保険会社へメールで送付。その内容をもとに、保険が適用される範囲が決まるとのことでした。
当初、保険会社との電話でのやり取りでは、帰国のための費用(妻と子どもの救援渡航費、退院後の宿泊費、現地でのサポート費用)は 保険でカバーされる予定 でした。
保険が出なくなった理由
妻と子どもは仕事の都合などで、最短でも3月1日頃にカンボジアに来る予定でした。そんな中、2月26日、退院日が2月28日に決定。そして、退院前日の2月27日、保険会社から突然「救援者として認めることができないため、渡航費用や退院後の宿泊費は 保険適用外になります」との連絡を受けました。
救援者として認められるためには、”退院する前”に妻たちがカンボジアへ到着する必要があったそうです。しかし、予定より早く退院してしまったことにより、救援者として認められなくなったという理由でした。
すでに事前の話し合いに合わせて航空券などを手配してしまった後。その費用を実費で負担しなくてはならないことが急に決まりました。
【保険適用】
・入院費
・手術費を含む、アキレス腱全断裂による診察、検査、治療費
・高須昭平の帰りの飛行機
【保険適応外となったもの】
・妻、子どもの渡航費用(日本ーカンボジア往復)
・現地救援者の後藤さんの渡航費用(カンボジアー日本往復)
・退院してから、帰国までの宿泊滞在費
支援金をお願いすることにした理由
今回、カンボジアでの音物語の活動中にアキレス腱を全断裂し、緊急手術・入院となりました。本来、帰国費用や救援者の渡航費などは保険でカバーされる予定でしたが、直前になって適用外となり、急遽、自力で賄わなければならない状況になりました。
支払うことが出来ない額ではない。しかし、正直にいえば、大きな出費となり非常に困難な状況ではありました。
その際、身近な仲間たちから「クラウドファンディングで支援を募ってみてはどうか」と提案されました。
こうした「支援をお願いする」という行為には悩みましたが、活動に協力してくださる方々や想いに共感してくださる方々の力をお借りして日本へ帰国すること、そしてその後の活動を通じて感謝を伝えていくことが、自分にできる恩返しだと考え、支援をお願いする決断をしました。
支援金の集った結果
支援金者数:72名
合計金額:1,762,401円
想像以上に多くの方々からのご支援に驚きました。本当に感謝をしています。
余剰金の扱いについて
今回、元々必要としていた60万円を大幅にこえる支援金が集まりました。そのため、余剰分の扱いについて検討し、「追加支援」または「返金」を行うと決め、支援者さま一人ひとりに連絡をさせて頂きながら、ご判断をお願いしました。
追加支援の内容
① 孤児院のトゥクトゥク支援
内容
✔ 子どもたちの安全確保
✔ 送迎の安定化(雨季などの悪天候時の移動リスク軽減)
② 帰国&感謝報告会の開催
内容
✔ 皆さまへ直接、支援の成果を報告する場をつくる
✔ 会場費・軽食代・雑費などを確保
③ スラム街の出産支援
内容
✔ 出産時の最低限の医療的サポートを確保
✔ 新生児の命を守るための衛生用品の提供
④ 今後の音物語の運営費
内容
✔ 海外での音物語公演の継続(現地の子どもたちとのコラボ)
✔ 支援活動をより多くの人に届けるための発信・企画費
✔ 公演活動に必要な機材費・運営費
カンボジアでの残りの期間でやること
元々、今回のカンボジア訪問でやりたかったことがあります。
① スラム街での支援活動(完了)
② シェムリアップ最大の小学校(約6000人)での音楽交流会(完了)
③ 孤児院の子どもたちと、音物語公演《おひさまへの一歩》の曲「♪やればできる」を一緒に歌う(未完)
④ 「♪やればできる」のモデルとなった男の子と会い、新たな支援につながる作品を作る(未完)
手術・入院を経て、まだ③と④を達成できていません。しかし、僕はこれを諦めたくありません。
足は不自由でも、ギターを持ち、子どもたちと一緒に歌うことはできます。
この活動をやり遂げることが、僕がここに来た意味だと思っています。
色々な方々に配慮頂きながらも、達成したうえで帰国しようと考えています。
帰国後について
まずは怪我の治療に専念したいと考えています。そのうえで、支援者の皆様や協力してくださった方がに感謝を伝える場を用意したいと思っています。
最後に
皆さまからの温かいご支援、本当に感謝しております。
アキレス腱全断裂により予定より長くカンボジアに滞在することとなり、その中で多くの気づきがありました。
今回の支援を単発で終わらせるのではなく、現地の方々が支援を待つのではなく、自らの力で環境を変えていける未来へとつなげていけるよう、今後も現地で活動する後藤勇太さんと連携しながら、支援の形を模索していきます。
カンボジアでの学びや気づきを皆さまにしっかりとお伝えできるよう、精一杯努めます。
引き続き、ご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
本当にありがとうございます!